この度、昨年度に続いて、日本小児精神神経学会 心理職等研修検討委員会の委員が、日本心理臨床学会第43回大会におきまして 自主シンポジウムを開催させていただきます。
日本心理臨床学会会員限定のシンポジウムではありますが、心理職の学会員の皆様、学会員の先生方の職場にいらっしゃる心理職の皆様に広くご参加をお願いしたく、ご案内させていただきます。
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日時:2024年9月28日(土)14:45~16:45
場所:日本心理臨床学会第43回大会webサイト内(日本心理臨床学会 学会員限定)
https://www.ajcp.info/
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小児医療・療育の現場で働く心理職のためのミニマルエッセンス その4
―子どもの病棟における心理職の動き―
企画者:
松嵜 くみ子(跡見学園女子大学) 永田 雅子(名古屋大学)
海野 千畝子(兵庫教育大学) 万代 ツルエ(兵庫県立大学保健センター)
岩崎 美奈子(東京学芸大学 ) 田中 順子(埼玉医科大学病院)
司会者:
永田 雅子 万代 ツルエ
話題提供者:
水島みゆき(静岡県立こども病院) 早川 武 (天竜病院) 別所 晶子(埼玉医科大学総合医療センター)
指定討論者:
北山 真次(姫路市総合福祉通園センター・ルネス花北)
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小児医療・療育の現場で臨床心理士/公認心理師の資格を持った心理職の活躍が進んでいる。
小児科・精神科・心療内科・神経内科などに加え、慢性疾患や悪性疾患、救急医療、終末期医療など、診療科に限定されず、多岐にわたって心理的評価や支援が求められる。心理職が医療・療育チームの一員として機能するためには、心理的アセスメント、心理的支援、コンサルテーション、教育・研究といった心理の専門性に加え、医学、医療、医療制度に関する知識、他職種の専門性を知り、連携・協働を実践することのできるコミュニケーションの力も必要である。
小児医療・療育において心理・社会的なサービスに関する知識・技術・態度を系統的に学び、社会に貢献できる、ある一定の力量を持った心理職を育てることは喫緊の課題である。
前回のシンポジウムでは、小児科外来の現場で初めて働く心理職を想定し、現場に出る前に基本的に身につけておきたい重要なポイントや心得を議論した。
今回のシンポジウムでは、子どもの病棟を中心に働く心理職を想定した企画とした。
主な内容は、小児科病棟、児童精神科病棟、小児集中治療室(PICU)で専任として働く心理職の方に、その働きの実際についてご発言いただき、現状、問題点、工夫などについてフロアの皆さまとの気楽なディスカッションの場としたい。
駆け出しの方も、中堅の方も、重鎮の方も現場での困り感、相談したいことなどを持ち寄り、より良い心理支援の在り方を共有できたらと思う。